伝統と現代の結合、中国と西洋の融合
概略
香港中文大学は研究型総合大学の先端であり、文学院、工商管理学院、工程学院、医学院、理学院、社会科学院および法律学院を設置、学生総数1万9千人が在籍する卓越した教学研究機関です。1963年の創立以来、中文大学は一貫して「伝統と現代を結合させ、中国と西洋とを融合させる」という崇高な理想を堅持し、中国語と英語の両言語を以って文化の境界を乗り越えることを教学理念として、中国文化の発揚と国際交流の推進に力を尽くしてきました。
150校余りの世界有数の大学と提携している世界的な大学
The Chinese University of Hong Kong
1963年に設立された香港中文大学は中国語と英語で教授する、中国語圏と英語圏の文化を同時に取り入れた高等教育機関です。香港中文大学は130棟の最新式建物と134ha(約40万坪)の広い敷地を有しています。キャンパスはトロ・ハーバー(吐露港、Tolo
Habour)の景色が見える、シャーティン(沙田、Shatin)の北側に位置しています。香港中文大学からは公共交通機関で、九龍(Kowloon)
や香港中心部まで30〜40分で行くことができます。また、ローウー(羅湖、Lowu) 付近にある広東省の境界までは20分で行くことができます。
傑出した教員チーム
本学は、中国人最初のノーベル物理学賞受賞者の楊振寧教授、1996年にノーベル経済学賞受賞のサー・モーリスといったノーベル賞受賞者を教員に迎える香港唯一の大学です。その他、国際的に著名な教授として、フィールズ数学賞受賞者の丘成桐教授やチューリング賞受賞者の姚期智教授、植物学の権威である胡秀英教授、さらに漢学の大家である饒宗頤教授などの面々をお迎えしております。
優れた教授陣による数々の受賞―――「世界傑出青年」に選出された盧U明教授(科学病理学科)、「中国科学院」の院士である麦松威教授(化学学科)、黄乃正教授(化学学科)、孔祥復教授(防疫研究センター)、劉允怡教授(外科学科)のほか、香港唯一の「長江学者成就賞」の受賞者である沈祖尭教授(内科・薬物治療学科)、さらに本年度の「香港傑出指導者」に選ばれ、「中国工程院」の院士でもある辛世文教授(生物学科)など、本学の教授陣は教学及び研究両面において優れています。
参集する優秀な学生
本学では成績の優秀な学生を多く集めており、香港の高校統一試験と高等レベル統一試験において、総合成績上位1,000名の半数が中文大学に入学しています。
中国大陸での募集においては、本学は2005年に「全国普通高校統一募集計画」に香港の大学として初めて参加し、本年度には当該計画を通じて240名の学生を受け入れました。それらの学生は出身地区の統一試験で上位の成績を修めた者ばかりです。14の省市において、十数万人から70万人の受験生の中で、上位10名以内の成績を修めて中文大学に入学した者は15人に上り、上位500名以内の者は47人です。また、その内、広東省・広西省、江西省・山東省からは成績第1位の学生が本学に入学しています。
本学の学生は学術・スポーツ・リーダーシップなどの方面において優れた活躍を見せています。本学は過去8年間に6名のロードス・スカラーを生み、オックスフォード大学への奨学金留学を実現しました。また、卒業生の中には、ACCA国際会計士資格試験において世界第1位の成績を修めた簡詠茵(会計学院)、アジア・オリンピックのスカッシュ種目で香港最初の金メダリストとなった趙詠賢(体育学科)、2008年のパラリンピックの乗馬種目に香港代表として出場する予定の葉少康(統計学科)などがいます。また在学生では、アテネ・パラリンピックのボッチャ種目でダブルスの金メダルを獲得した劉恩賜がいます。その他、全国大学生課外学術科技作品コンクールのチャレンジ・カップにおいて、本学は香港マカオ地区での2年連続優勝を勝ち取りました。
中国と西洋を融合させ世界へ羽ばたく
本学では世界各国から来た若者たちが相互に学び合い国際的視野を持つことができるよう、一貫して文化的多様性に富む学内環境を作るよう努力してきました。本年度は300名の非香港出身の学部生を受け入れました。これらの学生は中国本土の20の省市、インドネシア、イタリア、日本、レバノン、マカオ、マレーシア、メキシコ、モーリシャス、シンガポール、スロバキア、韓国、スペイン、台湾、イギリス及びアメリカなどの出身者です。今年は800名近い海外交換留学生を本学に受け入れる予定で、本学からは600名近い学生が海外の大学へ交換留学に行くことになっています。
今まで数多くの優れた指導者や研究者が本学で講演を行ってきており、この2年間で18人のノーベル賞受賞者が本学を訪れています。その他にも、パキスタンのアジズ首相、中国の主要な政治要員、香港に領事館を置く国々の領事諸氏、中国国民党名誉主席・連戦氏、中国初の宇宙航空士・楊利偉氏、神舟6号の航空士・費俊龍氏と聶海勝氏、また、アテネオリンピックの金メダル受賞者などの方々が本学を訪れています。
全人教育のための書院制
本学は書院制を採用する香港で唯一の大学です。書院には崇基書院、新亜書院、聯合書院、それに逸夫書院の4つがあります。書院制は協力と調和のある生活環境を作り出し、形式主義にとらわれない教育やカウンセリングなどを通じて、学生生活を豊富にすることに大いに役立っています。また、本学では最近、晨興書院と善衡書院の2つの書院の増設を決定、これにより、学生の選択肢が増えることになり、それと同時に従来にも増して書院制の長所をより一層発揮していくことができると考えております。
美しい環境に囲まれたキャンパス
本学は香港で最大のキャンパス規模を誇る大学です。建物は山沿いに建てられ、景色の良さは広く知られています。学内設備は完備、香港で最大規模を誇る学部生・院生用の宿舎は20余棟で、収容人数は6,000余です。その他、6つの図書館と数箇所のスポーツグランドがあり、学習環境としても生活環境としても理想的です。
21の日本の提携大学
香港中文大学 交換留学生プログラム
提携大学 (アルファベット順)
英語教育センター(ELTU)が提供する英語教育課程
ELTU(English
Language Teaching Unit) は香港中文大学の学生たちに一般英語を教育する学部
です。CLCでは、中国語課程の学生たちの英語運用能力を高める為、ELTUと協力して英会話授 業を提供します。 教師陣は皆アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどから来た、英語が母国語である人々により構成されています。この課程は新たに開設されるもので、2006年に始まると予定します。
主な施設
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多方面にかけた膨大な量の図書を所蔵している 5ヶ所の図書館 |
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中国研究センター (USC) |
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情報技術センター (ITSC) |
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多様なスポーツ施設: 陸上競技場(2ヶ所)、体育館(3ヶ所)、プール、テニスコート(14ヶ所)、スカッシュコート(8ヶ所)、フィットネスルーム(5ヶ所)、屋外運動場(4ヶ所)、バスケットボールコート(1ヶ所)、アーチェリー練習場(1ヶ所),
ウォータースポーツセンターなど |